2019年03月19日

人工乾燥VS人工乾燥

弥生月の声が聞こえてと思ったらば、もう彼岸に入りました。
まだ寒さを感じますが、随分と春めいてきました真壁地方です。
この時期、白い車の屋根やボンネットの上はあたかも薄黄色に塗り替えたかのように思えるほど、
花粉が付いていたりするほどです。

ご覧下さします皆さん、如何お過ごしでしょうか???


さて、今回は年明け早々にご注文頂きました低温乾燥(人工乾燥・通称KD材)の柱材のお話しです。
この人工乾燥の方法は色々ありますが、低温乾燥と中温乾燥と高温乾燥とあり人工乾燥が樹に及ぼす違いなど簡単に説明致します。


高温乾燥は庫内温度を100〜130℃くらいまで上昇させ、木材の細胞を破裂させて水分を抜く仕組みで、
また他には電子レンジのような仕組みで乾燥させるモノや燻煙などがあるようです。 
これらは低温乾燥に比べると、高い乾燥効果が得られますが、内部割れや変色などあります。
また、樹の油分(ヤニ)の放出による色あせ・ツヤやパサつきなどがあります。


超大雑把な説明ですがご了承ください。

バイオ乾燥-2019-2.jpg

バイオ乾燥-2019-4.jpg

バイオ乾燥-2019-9.jpg

バイオ乾燥-2019-8.jpg
 左:低温乾燥 右:高温乾燥
色合いが全然違いますね。画像ではなかなかお伝えできませんがヤニ落ちてなくツヤも全く違います。


バイオ乾燥-2019-6.jpg
檜の天然乾燥
バイオ乾燥-2019-1.jpg
杉の低温乾燥
バイオ乾燥-2019-7.jpg
杉の高温乾燥


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樹と土と漆喰で造る住まい  𠮷田材木店
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posted by やまちょう at 18:17| 茨城 ☁| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自然物である木材を、あるはずのない環境で変化させるのですからダメージがないはずはありません。
そこの情報をきちんと出さないといけないのに黙って「乾燥品です」とプロが言っているのですからおかしいです。
一本の柱で牛乳瓶3本石油を使ってエコは成立しないはずです。
Posted by 久保敏雄 at 2019年03月22日 08:49
久保敏雄さま、コメント有り難うございます。

返答が遅くなりました。
仰るとおりですね・・・。
そういう自分も気を付けなくては。
Posted by やまちょう at 2019年04月27日 08:47
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