2011年07月05日

お調子物

私の町内では、祭り囃子を「お調子」と言います。
お祭りには欠かせないモノ。イヤイヤそうじゃない!絶対無ければいけないモノ。
過去に、私が若衆頭(山車に関わる若い衆を束ね、山車の動きの善し悪しがこの責任者の提灯の振り方によって決まる)を務めさせた頂いた時に私の出来から一度だけお調子を止めて山車を運行せぃ!!(私が知る限り運行時間内にお調子を止めた事は一度も無い)と幹部より指導がきました。(ここで言う幹部とは水無月の記事にチョットだけお話をしました世話人を指導する世話人経験者の方々を言う)

このときは流石にブルー入りましたね・・・



バチ.jpg


朴のバチ 長さ47cm 太さ3cm


そのお調子に必要なバチを求めに栃木市まで足を伸ばしました。県内にも太鼓屋さんはあるのですが、この太鼓屋さんは弊店が出品しています市場のお客さんで弊店のケヤキ材も買って頂いた事もありそれがご縁で数年前にもお世話になりました。


鋸.jpg
茨城県内は元より各地に「胴」を卸しているようです。ご存じの方も居るとは思いますが「胴」とは皮と皮の間にある木製の部分です。大きな太鼓になりますと、外国の木材を使用したりします。この「胴」直径の大きさにより高い低いのが決まります。大きい物は低く小さい物は高くなります。

この太鼓屋さんに訪れたのは今回で2回目なので少しだけ作業場を覗かせて頂きました。ちょうど、胴をくり抜く作業の下ごしらえの時でした(うぉ!ラッキー)一本の丸太から何個もくり抜く事は聞いていたのですが実際に見る事は初めてでした。なんかワクワクしますね!!面白そうで!ってな事言ったら怒られますかね・・・

画像の行程は胴をくり抜きための下準備です。直径60cmはありましたかね。これを女性が鋸を挽きくり抜く事は大変だし、時間がかかるので機械にかけくり抜くそうです。


職人さんたちと接しているのが好きで現場が大好きです。なので初めて見る事には凝視しちゃいますね・・・。


胴.jpg


ドリルで鋸を通すアナを開け機械の鋸が入るだけの鋸道を付けているところです。
ちなみにこの鋸は機械に使用していたモノ再利用してるモノだそうです。


今も昔も自分に合った道具を作る事は変わっていないのですね。
職人さんのそういう所が好きです!!
無いものは「買う」ではなく「創る」これがイイすっねェ〜 日本の原点だと思います!!!



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2011年06月21日

水無月(ミナツキ)

早いもので今年も半年が経ちました。
今月6月より世話人なる役職を選任されました。

この世話人というのは二十数年前までは町内会を運営する役目のことで任期4年で人数は四人で行われていました。
時代の流れで、なり手不足になり、今では祀り事のみに限定されています。まだなりたてホヤホヤなので詳しい内容はまだ把握していないので詳しくは触れません。(語弊があってはいけないので)

氏神様である五所駒ヶ瀧神社から町人の方に大祓の希望を取り纏めるのも役割の一つです。
この大祓は六月と十二月の年二回があり、水無月に行うのを夏越の祓(なごしのはらえ)と言うそうです。
当町内会は現在約80戸の戸数で11班あります。私が材木や見習いから戻ってきた時には120戸くらいあったと記憶があります。これを4人で割り振り、担当班を決め一戸一戸周り希望を聞き、取り纏めお預かりして神社にお納めします。

袋の中は、守護札と御型代(おんかたしろ)5枚が入っています。御型代に生年月日と氏名を書きそれで身体をなで息を吹きかけて息災の祈りを込め、初穂料と供に袋に納め、お札は玄関などの出入り口の上方にお飾りします。

人型.jpg




五所駒ヶ瀧神社

場所 桜川市真壁町山尾芳ヶ谷499  
日時 平成二十三年六月三十日(木)午後四時齋行 


皆さんも時間がありましたら近くの神社に出向き、参加してみては如何でしょうか?


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