チョットずつではありますが、筑波山・加波山が色づき始めようとしています。
秋のお彼岸に都内に住んでいます姉が親父の墓参りに来てくれた時のことです。
テレビ台と棚板を造って欲しい!材料はスプルスで!!
・・・スプルス?(心の中で面白くねぇな〜)
アタマの中フル回転で何か、安価で見栄えがし納得出来るモノがないかと考え、
アッ!クルミの
あの板だったら値段も何とかなる!!!
↑あられ組継ぎと留め
このクルミは数年前に茨城県銘木市場に原木で出品され、落札したモノです。
予算を聞かずにコチラから提示をしました。残るは、製作費と棚板。
自宅の倉庫に山桜の板があったので価格と共に相談したらOKが出ました。
材料を製材直しプレナーを掛け、仕上げの段階になったら、山桜が言う事を聞かず、暴れ出しました。
それでもイイという事でしたが、私自身が納得出来なかったので、それじゃぁ、と言う事で栗の框取りで糠目(樹齢が有り樹が大人しいモノ)のモノがあったのでそれを使う事にしました。
姉は、仕事柄店舗の内装設計をしているので、こいうモノはお手の物で、私からすると難儀なモノが多く困惑することもしばしばです。
造り方は指定はありませんでした。私から造りかとを提示したら、「それしかないよね!!」って。
難しいのは出来ないと言うから見越して造り方は指定をしなかったようです。
やられたぁ!って感じです。
継ぎ方の名前が分からなく、建具屋さんに一合枡とか一升枡の組方というと、色々と呼び名はあるんだけど俺は、「
あられ組継ぎと呼んでるんだよ」と教えてらもらいました。
上は留めにするか?言われたので「はい!お願いします」と間髪入れずに頼みました。
昨夜出来上がってきたモノを見たのですが、気持ちいい程いい仕事をしています。
手間賃以上の価値はあったかなと思います。
建具屋さん!また、無理を言ってゴメンなさい!納得いくモノでした。有り難うございました!!
棚板は、ラックに気をとられていて、写真を撮るのを忘れました・・・。
このクルミは何か当てがあって買ったわけではなく、ただ単に欲しい!!だけで買い付けたモノで、それが、やっとの思いで世に出ることが出来良かったです。
北米産のモノをウォールナット言い、拳銃を握る所(前にお世話になっている牛乳屋さんに教えて頂きましたが、馴染みが無く忘れちゃいました。牛乳屋さんゴメンナサイ。)杢目の良いモノは高級車の内装とかに使用されます。
赤味の部分が黒いのはブラックウォールナット言います。
↑素地の状態
↑蜜蝋ワックスを塗布後、色合いが良くなりました
ps、まだクルミの板は数枚在庫が御座います。興味がある方は弊店HPよりお問い合わせ下さい。
樹と住宅に関する事なら吉田材木店に何でもお任せ下さい!!http://www.yama-tyou.com
posted by やまちょう at 16:05|
Comment(4)
|
TrackBack(0)
|
家具
|

|